おはこんばんちは~!
コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!
79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、
毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、
「た・び・の・は・な・し」
のコーナーでお話している内容を、
補足しながらつぶやいていきます~!
18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りました。5,6年ほど前、妻と新婚旅行でバックパッカーで世界一周をした話を先週までお話してきましたが、せっかく夏休みなので、世界一周タビの話はいったん中断して、今回の旅では行かなかったけど、わたし個人では旅したことがある、これからでも間に合う近場の国々の話をしていきたいと思います!
先週はネパールの首都カトマンズでの話をしました。今日は、ネパール第2の都市ポカラでの話をします。
今回は、"アンナプルナの懐(ふところ)に抱かれて - ポカラで味わう絶景旅!"というお話です。
先週お話した松本の姉妹都市でもある、首都カトマンズから200km西に行ったところに、ポカラはあります。
「ポカラ」という地名の語源は、ネパール語で湖を意味する「ポカリ」に由来していて、アンナプルナ山系から流れ出る、美しい湖沼が有名です。
ちなみにポカリスエットの公式サイトでは、ポカリスエットと名付けたあとに、ネパール語の「ポカリ」について知ったと記載があります。
カトマンズの人口が170万人くらい、ポカラの人口は25万人くらいでポカラのほうが松本の人口に近いのですが、その街並みは、なんともいえない古き良きニッポンみたいな街並みが広がってました。
ポカラの標高は827mと、1300mもあるカトマンズに比べると低いので、カトマンズより温暖です。
800m台の標高の町のすぐ近くに、8,000m級の山々があり、世界を見ても稀有な景観が魅力です。
松本市役所の海抜が592mで、波田地区や塩尻市が700mくらいなので、そこから3000m級の山々を観て育ちましたけど、有名なアンナプルナ山系のマチャプチャレは標高6,993mで、ポカラから30キロくらいの距離で、その間には他の山がないんです。前山がないので、眼前に迫るヒマラヤの山々を見ることが出来るのは、この町ならではの最高の贅沢なんです。ちなみにエベレストは、カトマンズからエベレストが見える場所まで移動しないとみれません。
その、標高6993mのマチャプチャレは、神聖な山として地元住民によって崇拝されていて、ネパール政府から登山が禁止されているそうですが、無断で登頂を目指す登山家もいたりするそうですが、いちおう未踏峰となっています。
マチャプチャレは、ネパール語で「魚のシッポ」って意味で、これを英訳した「フィッシュテイル山」(Fishtail Mountain)という別名があるくらい、2つの山頂がある特徴的な形をしていて、ポカラからは槍ヶ岳みたいに先端がとがったように見えるんですが、天気が良ければ、ほんっとにキレイに見えます。
カトマンズから、ポカラまではバスで向かったのですが、わが国のようにハイウェイが発達しているわけではないので、12時間ほど揺られました。
首都と第2の都市を結ぶ主要幹線であるにもかかわらず、ほとんど舗装しておらず、行程の8割が砂利道でした。
私が最初の世界一周をした10代のころ、ウン10年前でそんな感じだったんですが、さいきんおんなじコースをたどった方々のブログを読んでもまだ、未舗装で12時間くらいかかるみたいなので、リニアの開通時期に目途が立ちそうな今のニッポンからしたら、恐ろしくのんびりだなぁと感じます。
ただ、最近のブログを読むと、バスだけは最先端のバスが多いみたいで、ふっかふかのシートで、途中にランチビュッフェが付いてて、1000円~2000円という、200kmも乗るバスというのがウソみたいなが相場みたいです。
うん10年前は、トイレも無いぼっろぼろのバスで、道はBSのドキュメンタリー番組に出てくるような、未舗装のくっねくねの砂利道で、バスやトラックとすれ違う時は、ノーガードレールの崖から転がり落ちるんじゃないかってくらいの、恐怖のバス旅を味わいました。
その、シートが剥げてるようなぼろぼろのバスの私の席が、一番後ろの席の真ん中で、最初はほとんど誰も乗って無かったのに、バス停バス停でどんどんロコのお客さんで埋まってきたときに、私が座ってる一番後ろの席だけ、6隻あることに気が付いたんです。
ツアーバスとか、アルピコさんの高速バスって、2列あって、通路を挟んで、また2列って感じじゃないですか?だから、一番後ろだけ6席って、やばいくらいギュムギュムで、この状態の12時間の乗車ってけっこうしんどかったです。まぁまだ10代だったからできたんだと思います。
そのころは、まだたぶん今みたいにツーリストバスって認識が無くて、乗り合いバスに旅行者が乗らせて貰ってるって感じだったので、車内はおそらくカトマンズに出稼ぎにきた人たちか、ポカラの親戚や友達に会いに行く人たちがほとんどで、みなさん私にも、「スナック菓子を食べろ!」とぐちゃぐちゃの袋を差し出してくださったり、味付きインスタントラーメンを袋の上から粉々に砕いたものなどを、お裾分けしてくださりました。
で、悪路の凸凹では、みなさんおんなじタイミングで体をポーーンって宙に浮かしながらの、しんどかったですが、にぎやかな珍道中でした。
さて、旅はポカラから、次の国インドに突入していきます。
来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!
すなほんまでした!
FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~
松本平以外のかた、松本在住でもラジオをお持ちでない方は↓↓↓
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