おはこんばんちは~!
コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!
79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、
毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、
「た・び・の・は・な・し」
のコーナーでお話している内容を、
補足しながらつぶやいていきます~!
18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りまして、5,6年ほど前に、妻との新婚旅行をバックパッカーで世界一周した話を毎週しております!
今回は、アドリア海の真珠と呼ばれる、クロアチアの世界遺産ドブロブニクで「魔女の宅急便」のキキとジジが暮らした足跡を探します!
ドブロブニクはクロアチアの南部、 アドリア海に面した要塞都市です。紺碧に輝くアドリア海を背景に、白壁とオレンジ色の屋根が連なる、その街並みは「アドリア海の真珠」とも呼ばれる美しさで、中世には海洋交易によって都市国家として繁栄し、[高さ25メートル]もある、強固な城壁に守られて、その美しい姿を今現在も保っています。
ドブロブニクは、ジブリ映画「紅の豚」や「魔女の宅急便」の、舞台の、モデルとなった街ではないかと噂されています。
「魔女の宅急便」は、ドブロブニクだけでなく、北欧などいろんな街の要素がミックスされた印象ですが、「紅の豚」は、アドリア海の港町という舞台設定が、とても美しく描かれていたように思います。
ドブロブニクに到着して、まず旧市街地の全貌を知りたくて、その城壁の上をグルっと1週回りました。
けっこうアップダウンがある城壁を1時間ほどかけて歩くと、城壁の外は紺碧のアドリア海、城壁の内側はオレンジ色の屋根の街並みが広がり、ドブロブニクという街がほんとうに美しく、またヨーロッパのおとぎ話にでも出てきそうな街だと実感できました。
城壁から降りて、旧市街地を散歩すると、猫に出会うことも多く、思わずジジのような黒猫を探してしまいました。
さて、ランチは、海老やイカ、タコ、ムール貝などの海鮮のパスタと海鮮のリゾットを食べました。
カラフルなパラソルがいっぱい立つ、ハーバービューのレストランだったので、抜けるような青い空の下で食事ができて、とても気持ちが良かったです。
ドブロブニクの旧市街地のホテルは、立地の良さからか、とても賑やかだったので、旧市街からは少し離れた、静かな海岸沿いのホテルを予約しました。
ホテルにはプールがあったり、石ころゴロゴロのビーチまで、歩いて30秒くらいで、けっこう遊べたので満足でした。
先々週のイタリアのカプリ島の回にもお話したのですが、ヨーロッパのビーチは日本のような砂浜ではなく、玉砂利を引き詰めたみたいなビーチがけっこうあったりするので、気を付けてください。
ゆるきゃんにも出てくる諏訪の片倉館の千人風呂みたいな感じです。わかります?素足で歩くと、かなり痛いです。
ホテルのすぐ近くに地元のローカルスーパーがあったのが嬉しかったです。
長い世界一周の旅では、その土地土地の名物をレストランでいただく日もあれば、
地元のスーパーで、美味しそうなハムやチーズ、ワインを買って部屋で食事することもありました。
そこのスーパーには立派な精肉コーナーがあったので、クロアチア産のハムを目の前で切って量り売りしてもらいました。
あとは、チーズとピクルスを買って、焼き立てのバケットを紙袋に入れて、ホテルに戻り、ベランダでディナーを楽しみました。
海外のレストランで店員さんに気を使うことなく、スーパーで買ったハムもチーズもとても美味しく、ゆっくり食事ができるので、たまには旅先での、そんなディナーもおすすめです。
夜8時ころになると、やっと陽が暮れ始めるので、ベランダからアドリア海に沈む雄大な夕日を見ながら、食事はチープで質素ですが、でも心はとても優雅な気持ちに満たされる時間を過ごしました。
ドブロブニクの城壁に囲まれた旧市街を一望するには、スルジ山という山にロープウェイで登るのをオススメします。
山頂まで昇るロープウェイの窓から見える街並みの美しさで、すでにため息が連発します。
山頂にはレストランやカフェがあり、とても暑かったので、ビールを飲みながらしばらく、その景色をぼーっと眺めていても、まったく飽きることはなかったです。
そのスルジ山の山頂には、戦争博物館があります。今ではこんなに美しく、ゆっくりとした時間が流れるドブロブニクですが、およそ30年前、いやJリーグが開幕して30年なので、ついこないだの30年前、クロアチアが旧ユーゴスラビアから独立する際に、ドブロブニクもおびただしい数の砲弾や銃弾を受け、多数の犠牲者を出しました。戦争博物館の壁や床には、そんな砲弾や銃弾の跡が生々しく残っています。初海外で、地理や歴史にあんまり興味のないごくフツーの20代の女子だった、そのころの妻が、こんなにキレイな観光地でも、ただ「キレイ」とか「美しい」だけでは語れない背景もあるということを、気づけて良かったかなと思いましたし、ヨーロッパを回る前に巡ってきた、ベトナムやカンボジアでも戦争の話が出来たので、そういう点でもいい世界一周、新婚旅行になったのかなと、ちょっと上からで申し訳ないですが、思いました。もちろん自分自身のためにもとても勉強になりました。
ウクライナも早く領土を取り戻して、戦争が終わった際には、芸術の都、緑の都ともいわれる首都キーウに家族で行きたいですし、きっと作られるであろう戦争博物館に子どもを連れていきたいと思います。はやく戦争が終結しますように。
さて、次回は、ふたたびイタリアに戻ります!
ローマやミラノ、フィレンツェの観光の話は、テレビでも、雑誌でも、ネットでも、みなさんのお知り合いからでもいっぱい聞けると思うので、それ以外のイタリアの話をしていきたいと思います!
来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!
すなほんまでした!
FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~
松本平以外のかた、松本在住でもラジオをお持ちでない方は↓↓↓
からお聴きいただけます!