おはこんばんちは~!
コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!
79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、
毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、
「た・び・の・は・な・し」
のコーナーでお話している内容を、
補足しながらつぶやいていきます~!
18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りまして、5,6年ほど前に、妻との新婚旅行をバックパッカーで世界一周した話を毎週しております!
先週お話したノルウェーのオスロから、LCCでフィンランドのヘルシンキまで飛びました!
フィンランドは、2024年版の世界幸福度ランキングで、7年連続トップの座を守っている国です。
そこで今回は、
「世界一幸せな国の秘密!森と海に囲まれた都市、ヘルシンキで体験する『フィンランド流幸せとは?』」です~
わたしにとっては2度目のヘルシンキでした!10代のころの最初のヘルシンキの印象がとてもよかったので、再訪することにしました。
前回の訪問時、建築大好き少年だったまだ10代のすなほんま少年は、そのころアルヴァ・アアルトというフィンランド出身のデザイナー兼建築家に魅了されて、アカデミア書店というアアルト設計の本屋を見に行きました。
三層ぶち抜きの吹き抜けになっていてる開放的な空間に、大理石を効果的に使用されているのが印象的でした。
アカデミア書店はフィンランドで最大級の書店なので、比べ物にならないですが、どことなく雰囲気が「鶴林堂」に似ていて、ちょっとだけ涙が出ました。
松本平のリスナーの皆さんはご存じだと思うんですが、FMプラプラで世界中から聴いていらっしゃるかもしれないので説明しますと、「鶴林堂書店」は明治23年(1890)年に、よはしら神社、すみませんどうしても「しはしら神社」って言いそうになるんですけど、「よはしら神社」の隣の、たまにイベントとかやってるスペースあるじゃないですか?あそこに創業されて、平成19年(20007)年に惜しまれつつ閉店した本屋さんなんですけど、わたしだけじゃなく、もちろん、みなさんの青春の1ページに刻まれているであろう本屋さんです。
わたしは高校生のころから「本屋」はその街の文化そのものだと思っていて、中心的な「本屋」が消えると「文化」が消えてしまうような悲しい気持ちになりました。
松本くらいの中核市や、県庁所在地には「鶴林堂」みたいな昔ながらの独立系の大規模書店って必ずあって、仕事や旅で日本の各地に立ち寄る際には必ず、そんな昔ながらの古き良き大規模書店に入ってしまいます。
すみません、話が逸れました、そのアカデミア書店に、カフェ・アアルトというおしゃれなカフェがあるんですが、それから数年後、私が大好きな監督の、とある日本映画を観ていたら、映画のなかで、小林聡美さんと、片桐はいりさんが、わたしが座ったその場所でカフェしてるじゃないですか!それが、荻上直子(おぎがみ・なおこ)監督の「かもめ食堂」っていう映画なんですが、自分がお茶した空間を、こんな風に演出して撮影するんだ~と、変に感服させられたのを覚えています。
荻上直子監督の作品は、元々「バーバー吉野」っていう映画が大好きで、ハマってしまって、「かもめ食堂」もですけど、ほとんど拝見していて、この2作と、あと「彼らが本気で編むときは、」という生田斗真さん主演の映画も好きなので、よかったらみなさんも見てみてください。
というわけで、今回は偶然二人とも過去に別々に「かもめ食堂」を観ていたので、「かもめ食堂」のロケ地、いわゆる聖地巡りをすることにしました。
まずは、先ほどの「アカデミア書店」と、「カフェ・アアルト」に何10年ぶりに行きました。この、「カフェ・アアルト」、調べたらなんと京都にも支店があるそうで、京都に15年近く住んでいたのに全く知らなくて、ビックリしました。こんど家族で京都に行ったときに寄ってみたいと思います。ちなみに京都といえば、今日7月17日は祇園祭の最中ですので、今日の番組の後半では夏の京都の話をできればと思っています。
つぎは、ハカニエミ・マーケットホールという市場に行きました。ここはわたしも初めて行ったのですが、1Fは八百屋さんや、魚屋さん、パン屋さんなど食料品を扱う店のブースが連なっていって、2Fはおもに雑貨屋さんが入居していました。1Fにめっちゃおいしそうなスープ屋さんがあって、ついついそこに吸い込まれるように入ってしまいました。8月のフィンランドは、天気によっては肌寒い日もあるので、そこのサーモンと魚介のスープがとてもカラダに沁みました。パンもついていて、浸して食べても、とても美味しかったです!
市場のあとは、トラムに乗って、、フィンランドを代表するガラスメーカーのイッタラと、陶器のメーカー、アラビア陶器のアウトレットに行きました。
イッタラにも、アラビアにも、フィンランドを代表するキャラクター、ムーミンのかわいい食器がいっぱいありました。日本でももちろん手に入るのですが、5、6年前はこんなに円安じゃなかったので、もっと、とてもお値ごろでした。ただ、わたしたちはバックパッカーだったので、帰国するまで割れないかビクビクしていました。着替えの衣類に大事に包んだりしてなんとか割れずに持ち帰りました。
ヘルシンキで美味しかったのは、市場で食べたスープとシナモンロールです。シナモンロールは映画「かもめ食堂」でも効果的に使われていたヘルシンキ名物です。日本でも美味しいシナモンロールが食べられるので、それほど違いは感じられなかったですが、本場のほうが、カルダモンとシナモンの2種のスパイスが効いているような気がしました。
フィンランドには、スウェーデンのフィーカ(Fika)のような、カハヴィタウコ(Kahvitauko)というおやつの時間があり、職場でも、コーヒーとシナモンロールのような菓子パンや小菓子をとる習慣があるそうです。そんな、ほっこりした時間を味わうところも、幸福度世界一の所以なのかもしれません。
さて、次回は、フィンランドからオランダに飛びます!
来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!
すなほんまでした!
FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~
松本平以外のかた、松本在住でもラジオをお持ちでない方は↓↓↓
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