おはこんばんちは~!
コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!
79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、
毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、
「た・び・の・は・な・し」
のコーナーでお話している内容を、
補足しながらつぶやいていきます~!
18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りまして、5,6年ほど前に、妻との新婚旅行をバックパッカーで世界一周した話を毎週しております!
先週お話したオランダから、つぎはロンドンまで飛びました!
今回は、「魔法のロンドン!ハリー・ポッターの世界を巡り、アートからサッカーまで楽しむドラマティックな一日!」です!
ロンドンは妻のリクエストで立ち寄ることにしました。
妻のリクエストは、キングス・クロス駅にある「9と4分の3番線」に行くこと、「ヴィクトリア&アルバート博物館」に併設の世界初のミュージアムカフェにある「モリスルーム」に行くこと、「リバティプリント」で有名なイギリスの老舗百貨店リバティに行くことの3つです。
まずは、ロンドンの主要ターミナルの一つ「キングス・クロス駅」に行きました。「キングス・クロス駅」は『ハリー・ポッター』シリーズにホグワーツ特急の始発駅として登場します。ホグワーツ特急の発着は「9と3/4番線」となっていて、9番線と10番線の間の煉瓦の壁を通り抜ける設定なんですけど、実際は9番線10番線は対面式のホームになっているので、煉瓦の壁ってないんです。映画では、キングス・クロス駅の4番線と5番線を、9番線と10番線に見立てて撮影が行われていて、しかも『ハリー・ポッターと秘密の部屋』での駅の外観は、隣にあるセント・パンクラス駅の外観を使用しているそうです。
「ハリーポッター」ファンのためにか、駅ではわざわざ「9と3/4番線の看板」を作成し、9・10番線ホーム入口脇に設置してくれて、その下にはキングズクロス駅の荷物カートが半分壁に突っ込んだ状態を演出して設置してくれています。ハリーポッターの世界に自分たちも写り込めるので、まいにち世界中からファンが訪れて、撮影のために列をなしています。
自分が写らなくてもいいなら並ばなくてもいいので、行列に並ぶのが苦手な私たちは、遠くからタイミングを見てパシャっと1枚撮るだけにしておきました。
次に向かった「ヴィクトリア&アルバート博物館」は、デザインを主軸にした博物館で、現代美術や各国の古美術、工芸など多岐にわたる400万点の膨大なコレクションを中心にした国立博物館です。隣接する自然史博物館とともに、サウスケンジントンの観光スポットになっています。
自然史博物館は、大英博物館の自然史部門の分館としてスタートしたのですが、大英博物館自体もバカっぴろくて、一日では回り切れないんですが、自然史博物館もとても見ごたえのある博物館で、とくに恐竜関連の展示が迫力あって半端ないです。なにがすごいって、大英博物館もこの自然史博物館も、イギリスの多くの博物館・美術館が入場無料だということです。
さて話を「ヴィクトリア&アルバート博物館」に戻しますが、ここのミュージアムカフェには「モリスルーム」という、19世紀のイギリス人デザイナー、ウィリアムモリスがデザインしたティールームがあり、強い要望があり、行ってきました。モリスが31歳の頃にデザインした「モリスルーム」は1861年に設立したモリス商会初期の作品で、さまざまな植物をモチーフとした壁紙がモリスらしさを感じさせるティールームでした。
最後に「リバティ柄」で有名なイギリスの老舗デパート、リバティに向かいました。妻に教えてもらうまでリバティについての知識が全くなかったので、織物や、不織布、布地、糸などのテキスタイルの店なのかと思い込んでいましたが、ロンドンのリバティでは化粧品や装飾品、ファブリック、ホームウェア、家具などを販売する、日本でいう高級専門店といった感じでした。
世界中のデパートを覗いてきたのですが、日本やアジアのデパートは、その国々で独特な進化を遂げたガラパゴスな一面を感じます。ロンドンのハロッズや、パリのプランタン、ギャラリーラファイエットといった老舗デパートは、日本と同じくショーウィンドーやシャンデリアが見事ですが、日本のような誰でも入りやすいショッピングモールのようなデパートではなく、もっと高級志向で敷居が高い印象で、その国の様式美のようなものを感じさせてくれます。松本平に住む私たちが一番よく知るあのデパートも、もともとは呉服屋さんが起源ですが、日本のデパートは鉄道会社系か呉服屋系のだいたい2種類に大別され、都市だけでなく地方にも今よりももっと乱立していたことと、家電まであらゆるものを取り扱ういわゆる「百貨店」としての一面、あとデパ地下が異常に発達していることが特徴です。パリのギャラリーラファイエットのデパ地下のイートインは好きですが日本のデパ地下とはちょっと雰囲気が違います。
欧米のデパートのショーウィンドウは、おそらく専門の部署があり、職人さんが仕上げているんだと思いますが、どこも素晴らしかったです。とくにクリスマスの時期のショーウィンドウはため息が出てしまうほどです。日本でも新宿の伊勢丹や、梅田の阪急、銀座の各デパートのショーウィンドウは見事ですよね。松屋銀座のショーウィンドウ担当は、地方のデパートからの依頼で出張ショーウィンドウをしていて、地方デパートのショーウィンドウ演出の低下を防ぐ取り組みもしているそうです。ショーウィンドウはデパートの顔ですし、ステキなショーウィンドウのデパートには思わず入ってみたくなってしまいます。
わたしのリクエストは2つで、宮崎駿監督ご自身が強い印象を受け、実際に「テート・ブリテン」を訪れて直接鑑賞したという絵画「オフィーリア」を見たくて足を運びました。イギリスの画家ジョン・エヴァレット・ミレイによって描かれたこの絵画は、シェイクスピアの悲劇「ハムレット」に登場するオフィーリアの死の場面を描いています。水面に浮かぶオフィーリアの姿は、悲劇的でありながらとても美しく、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
もう1つは、プレミアリーグの試合が観たくて、一人でトッテナム・ホットスパーの本拠地「ホワイト・ハート・レーン」に行ってきました!トッテナムはいまは「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」という素晴らしいスタジアムで試合をしていますが、そのシーズンはおそらく「ホワイト・ハート・レーン」での最後のシーズンだったのかもしれません。いまの新しいスタジアムには行ったことないのですが、「ホワイト・ハート・レーン」は、118年の歴史を感じさせる古き良き雰囲気のスタジアムでした。プレミアの試合をよく見られていた方は分かるかもしれませんが、「ホワイト・ハート・レーン」には観客の視界を邪魔する憎き柱が立っていて、私は試合前日にネットで残っていた安いチケットを購入したからか当然のごとく柱の近くでした。
このあいだ、お話したオランダのフェイエノールトのスタジアムもそうでしたが、屈強なイギリスのおっさん達に囲まれた、鳴り物の全くない声だけの応援は、また、Jリーグとはひと味違った迫力で鳥肌がたつ感じがしました。発煙筒を焚くほどのフーリガンはいませんでしたが、試合後、白馬に乗ったロンドン市警の騎馬隊がサポーターたちを無言で威嚇する感じがイギリスらしさ、プレミアリーグらしさを感じさせてくれました。そもそもJリーグの試合で治安維持の目的で警察の騎馬隊が出動してこないですからね。
来週は、ロンドンから、アイスランドの首都、レイキャビクまで飛びます!
イギリスの曲って、いっぱいありますよね。ビートルズもローリングストーンズもかっこいいんですが、
私の年代だと、このバンドを思い浮かべてしまいます。
続いての曲は「oasis」、「 Don't Look Back in Anger(ドント ルック バック イン アンガー)」
来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!
すなほんまでした!
FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~
松本平以外のかた、松本在住でもラジオをお持ちでない方は↓↓↓
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