おはこんばんちは~!
コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!
79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、
毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、
「た・び・の・は・な・し」
のコーナーでお話している内容を、
補足しながらつぶやいていきます~!
18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りました。5,6年ほど前、妻と新婚旅行でバックパッカーで世界一周をした話を先週までお話してきましたが、せっかく夏休みなので、世界一周タビの話はいったん中断して、今回の旅では行かなかったけど、わたし個人では旅したことがある、これからでも間に合う近場の国々の話をしていきたいと思います!
というわけで今週は、香港での話をします!
今回は、「西洋と東洋が混在する都市、香港の100万ドルの夜景と、絶品グルメ!」です!
私が初めて香港に足を踏み入れたのは、まだ香港が中国に返還される前、イギリス領香港だったときです。
香港の玄関口は、啓徳空港という、いまの香港国際空港ができる前の空港で、
九龍の街並みをビルすれすれに着陸していく、とてもスリリングな空港でした。
難しい、啓徳空港への着陸は、各航空会社ベテランパイロットたちに「香港カーブ」「香港アプローチ」と呼ばれ、その技術を伝えていったそうです。
「香港カーブ」ってYouTubeで検索すると、いっぱい動画が出てくるので、そのすごさが分かります。
九龍のツィムサーツイというところに、チョンキンマンションという複合ビルがあり、定宿(じょうやど)にしていました。
下層階は、両替店や、カレー屋などの飲食店、雑貨店などがひしめき合い、中層階は無数のゲストハウスに占拠されるビルです。
おそらく元々は本当に分譲マンションとして建てられたのが、さまざまなオーナーの変遷の過程で、一般住居に2段ベッドを並べて安宿にしたほうが儲かるって気づいたのか、ゲストハウスが増殖していったんだと思います。
私が滞在していたころは、犯罪の温床となっていて、24時間、香港ポリスが出入りしているような場所でした。
安宿の主人は日本語がペラペラだったんですが、不法滞在だったからか、
そのオーナーがいつも居眠りしてるカウンターには、
「警察が来たら、オーナーは出かけてて居ない」と言うように!という張り紙があったり、宿泊初日から、南京虫ともよばれるトコジラミに、からだじゅう嚙まれたりと、まだ10代だった私には、そのすべてが刺激的でした。
いまなら、寝床にしっかりダニ除けスプレーするんですが…
さっき、ネットで調べていたら、いまはチョンキンマンションの公式サイトがあって、
無数のゲストハウスや飲食店がしっかり網羅されていて、ビックリしました
無法地帯だったころが嘘みたいで、安全に宿泊できるような時代になって良かったです!
香港には、一人でも、その数年後に家族でも訪れたんですが、
中国大陸のトラディショナルな雰囲気と、イギリス領だった名残りや、摩天楼と呼ばれる超高層ビル群のコントラストが魅力な都市で、有名な100万ドルの夜景に、ショッピング、飲茶や点心、エッグタルトなど名物もいっぱいです
中でも、香港で食べたエッグタルトは絶品でした。
香港の街中では、サックサクのエッグタルトの専門店が街のいたるところにあって、運が良ければ、焼き立て熱々のエッグタルトが買えます!
チョンキンマンションの安宿で知り合った人たちと4人で、
「テンプルストリート」にある、「男の人の街」と書く、男人街(広東語でナンヤンガーイ)の屋台に行きました。
全員、中国語広東語が全く分からなかったので、四文字熟語みたいなメニューを、一人一品だけ指さして、一番まずそうなメニューを頼んだ奴がオゴリっていうゲームをして、ヤングさんだった私は、とりあえず「豚」とか「火」って文字が入ってれば旨そうだと思い込んでいたので、たのしみにして頼んだら、豚の血を固めたものを使ったメニューで、ダンットツ最下位でわたしのオゴリとなりました…
10代のころの最初のバックパッカー一人旅から帰ってきてから、姉に、作家の沢木耕太郎さんの書いた「深夜特急」という小説を教えてもらい、
「なんや、おらの真似して、一人旅してるやつがいるんか」
と思って読み進めたら、私が生まれるぜんぜん前の小説だったので、びっくりしました!おはづかしいかぎりです
深夜特急は、一人旅のバックパッカーのバイブルとして有名です。
主人公が、香港から、タイのバンコク、インドやネパール、中東を通って、ヨーロッパに向かう旅を描いています。
とくに香港とマカオの描写が、あつく、刺激的に描かれていていたので、香港のことを話すと「深夜特急」のことを思い出します。
もし「深夜特急」を先に読んで、しっかり影響を受けてから、旅に出てたら、また違った旅が出来たかもしれません。
来週は、そのマカオの話をしたいと思います!
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」という香港を舞台にした映画があります
さきほどお話した「チョンキンマンション」や、香港島にある世界最長のエスカレーター「ヒルサイド・エスカレーター」などの、なにげない香港のワンシーンが叙情的に描かれています。
続いての曲は、その「恋する惑星」の主題歌で、、
主演した「フェイ・ウォン」が歌った「夢中人」の原曲、
「クランベリーズ」で、「ドリームス」
来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!
すなほんまでした!
FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~
松本平以外のかた、松本在住でもラジオをお持ちでない方は↓↓↓
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