FMまつもとパーソナリティ【すなほんま】コピーライター&ベビーシッター&世界一周旅

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【世界旅行】インディラ・ガンジー空港@インド、「スタンプ押してくれよ~~。インディラ・ガンディー空港の出国審査でまさかの取り調べ?インド大脱出劇!!」

インディラ・ガンジー空港(だと思ってね)


おはこんばんちは~!

 


コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!

 


79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、

毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、

 


「た・び・の・は・な・し」

 


のコーナーでお話している内容を、

補足しながらつぶやいていきます~!


18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りました。

 

5,6年ほど前、妻と新婚旅行でバックパッカーで世界一周をした話を先週までお話してきましたが、せっかく夏休みなので、世界一周タビの話はいったん中断して、今回の旅では行かなかったけど、わたし個人では旅したことがある、これからでも間に合う近場の国々の話をしていきたいと思います!

 

先週までは、ネパール第2の都市ポカラから陸路でインドに入ったところで、乗っていたバンがインドの警察に摘発されて降ろされまして、カナダ人のカップルに助けられ、一緒に深夜特急に乗ってやっとこさデリーまでたどり着いた後、タージマハルを見に行ったところまでお話しました(^-^;

 

今回は、「スタンプ押してくれよ~~。インディラ・ガンディー空港の出国審査でまさかの取り調べ?インド大脱出劇!!」という一席です!

 

インディラ・ガンディー国際空港は、インド共和国の首都、デリーにある国際空港であります。


名前の由来はインドの元首相、インディラ・ガンディー女史に由来しており、以前はパーラム国際空港と呼ばれていました。

 

ちなみに、第5代、第8代首相でインド初の女性首相でもあるインディラ・ガンディー女史と、インド建国の父マハトマ・ガンディー氏との血縁関係はないそうです。あしからず。

 

 

ニューデリーから、そのインディラ・ガンディー国際空港までは、オレンジラインとも呼ばれる、空港と市内を結ぶエアポートメトロが開通しておりますので、それに乗っていけば60ルピー(日本円で90円~100円くらい)で、かつ20分ほどで、着きますのでラクチンチンなのですが、前々回の放送でもお話した通り、わたしがインドを旅したウン10年前は、あの、あのインドに地下鉄が開通するなんて夢のまた夢の話でありました。

 

なので、そのときは、エアコンが効かないエアポートバスで1時間くらい揺られて行った記憶があります。

 

出国審査のイメージ

デリーからは、英国航空、ブリティッシュエアウェイズでイギリスのロンドンまで向かう予定でした。普段のとおり、空港に到着してブリティッシュエアウェイズのカウンターでチェックインし、出国のイミグレーションに向かいました。

 

どの国でのイミグレーションでもそうしているように、笑顔で「ハーイ!」とか「ハロー!」とか、つとめて明るく振舞っているのですが、ターバンを巻いた、おそらくシーク教徒であろう出国審査官のオヤジは、ニコリともせずに、私のパスポートを、いぶかしげに眺めていました。

 

まぁただ、世界中旅していればそんなことは日常茶飯事で、たいていはブスっとした顔で、乱暴に出国スタンプを「ボン!」と押し、「ぽーい」っとパスポートを投げて返され、晴れて免税店やラウンジなどが立ち並ぶ、搭乗前のエリアに向かえるのですが、その日はなんだか不穏な空気が流れておりました。

 

 

案の定、その係官のオヤジは、「ブー」っとブザーを押し、同じくターバンを巻いたおっさんを2,3人呼びまして、私のパスポートと、私の顔を交互に見ながら、「あーだこーだ」と議論を重ね始めたじゃあーりませんか。

 

だいたい、入国なら、不審な人物を、入国させないために厳しくてもいいと思うのですが、出国なんて、さっさと出て行ってもらったほうがインドとしてもありがたいはずなのに。。な~んて脳内でノー天気に考えていること約5分。なんと、こっちへ来いと、奥の取調室みたいなところに連行されたのであります!

世界最強の日本国パスポート!


「はぁ?!このくそおやじ!」っと心の中でつぶやいたのがバレたのか、その係官は「このパスポートは偽造パスポートだ!」と言いながら、私を睨みつけました。

 

「いやいやいや、正真正銘、日本国の正規のパスポートでおまんがな」と私が説明すると、「いや、ニセモノだ!なぜならボロボロだからだ!」と言い放ちました。

 

「はぁ?まぁそりゃ何10か国も回っていれば、いつかボロボロにもなってくるし、確かにタイだったか、マレーシアだったかで、すごいスコールに合ったときにパスポートがびしょびしょになってしまい、紙がヨレヨレになってしまっているけれども、普通、そこで判断しないだろう」と思い、特殊な光を当てながらパスポートをチェックしている、係官に「ほら、ちゃんと透かしがあるでしょう」と説明すると、「いや、これはニセモノだ!おまえは、中国人か韓国人だ!」と捲し立てられたのでございます。

 

いやいやいや、そりゃインド人から見たら日本人でも韓国人でも中国人でも香港人でも台湾人でも、みんなおんなじ顔に見えるだろうけども、、と心のツッコミをしていると、「おまえに、ラストクエスチョンだ、答えられたら通してやる!」といわれ、どんな難解な質問が飛んでくるのだろうとビクビクしておりましたら、「日本の首都はどこだ?」と聞いてきました。すかさず「TOKYO!」と答える私。

 

「では、日本の通貨は?」「YEN!」「おまえの好きなジャパニーズフードは?」「SUSHI!」って、「なんだこの不毛な時間と、不毛な問答は!」と思った、その瞬間であります!


「バン!」と取り調べ室のドアが開きまして、わたしが振り返ると、そこにはブリティッシュエアウェイズのキャビンクルーのお姉さんが、「鬼」のような形相で仁王立ちしているじゃあーりまえんか!「あんたら!また、こんなことやってるの??もうとっくに搭乗時刻すぎてんだから、連れてくわよ!」と言いながら、ヒールをカツカツ鳴らし私の腕をグッと掴み、私は「あ~れ~」という感じで、引っ張られ、そのまま飛行機まで連れていかれたのであります。


まぁ、つまり、日本人の善良な少年を相手にした、インドおやじ達の暇つぶしの、いいカモだった訳でございます。

 

今のインドは分かりませんが、おそらく、ウン10年前は、そんなようなことを毎日毎日繰り返しては遊んでいたのだろうと今になっては推測できます。


先日、11/5の記事で、2036年夏季オリンピック招致の立候補をインドのモディ首相が表明したという記事を読んだのですが、いやいやいや、こんなめちゃくちゃなイミグレーションの国に、「オリンピック選手」も「観客」も来ますかいな!と心の底からおもいましたとさ。

 

以上、「インド人もビックリ!」なインド出国のお話でございました!

来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!

すなほんまでした!

 

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