FMまつもとパーソナリティ【すなほんま】コピーライター&ベビーシッター&世界一周旅

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【世界一周新婚旅行】カプリ島&青の洞窟@イタリア「神秘的な洞窟で、イタリア民謡カンツォーネを聴くぅ~!」

神秘的な青の洞窟

おはこんばんちは~!

 


コミュニティエフエムFMまつもとパーソナリティ「すなほんま」です!

 


79.1MHZ、もしくはアプリ「FMプラプラ」で、

毎週水曜日夕方5時からお送りしている「夕暮れ城下町水曜日」のワンコーナー、

 


「た・び・の・は・な・し」

 


のコーナーでお話している内容を、

補足しながらつぶやいていきます~!


18のときからバックパッカーで世界を巡るのが趣味で、何回かに分けてですが、アジアとヨーロッパを中心に40ヵ国ほど世界を巡りまして、5,6年ほど前に、妻との新婚旅行をバックパッカーで世界一周した話を毎週しております!

 

今回は、イタリア・カプリ島の青の洞窟にトライした話をします。

なぜ「トライ」という表現を使ったかはまた後ほど。



カプリ島ティベリウスアウグストゥスなど、 古代のローマ皇帝も愛したとされるイタリア屈指の景勝地で、イタリア南部の都市・ナポリから南へ約30キロの沖合、ティレニア海にあります。スライスしたトマトとモッツァレラチーズ、フレッシュバジルに、オリーブオイルをかけて食べる「カプレーゼ」はカプリ島発祥だといわれます。

 

カプリ島へは船で行くことになります。
ナポリのベベレッロ港から、高速船で約50分、ポルタ・マッサからフェリーで1時間半ほどで、カプリ島のマリーナグランデという港に到着します。港までナポリ中央駅からバスかトラムに乗るんですが、バスやトラムを降りた後、高速船の発着するベベレッロ港の看板はあるんですが、フェリーが出ているポルタ・マッサまでの行き方の案内が無くてめっちゃ迷いました。早朝だったので人が全然歩いていなくて、やっと現地の人に出会えて教えてもらいました。あれから5年6年以上経っているので、改善されているかもしれませんが、個人旅行で行かれるかたは気をつけてください!あと、先週お話したアマルフィやソレントからもカプリ島への船が出ています。

 

カプリ島は、2000年も前にすでに別荘地だったっていう、長い歴史を誇るリゾート地で、この地を愛し、我が物としたのは、古代ローマの初代皇帝アウグストゥスでした。その後、2代皇帝ティベリウスは、12もの別荘を建てて、なんと愛するカプリ島に住みながらも広大なローマ帝国を統治していたそうです。

 

さて、早朝にもかかわらず、ナポリからカプリ島に渡った理由の一つは、「青の洞窟」を一生に一回でいいから見てみたかったからです。


青の洞窟は、グロッタ・アズッラと呼ばれ、カプリ島の断崖絶壁に開いた、小さな洞窟の中にボートで入ると、水面から放たれる深いブルーが真っ暗な洞窟内を青いホムラのように照らして、ほんとうに、この世のものとは思えない、神秘的な青の空間が広がります。

 

また、青の洞窟の青い光は、海水だけで光を放っているわけではなく、水中の穴から洞窟内に入る日光が、石灰を含んだ白い海底に反射し、海が青い光を発光しているように見えるからで、なので晴れた日にしかこの青い光を見ることができません。せっかく入ったのに真っ暗だった!なんて話も聞くほどです。

 

じつは、洞窟の入り口はわずか幅2m、高さ1mしかないんです。で、少~しでも水位が高くなると、このちぃ~さな入口はふさがれてしまいます。めっちゃ晴れていても、水位が高い時期、波を起こす、風が強い時期はカプリ島に行っても、洞窟の入り口まで来ても中に入れない日があるほどです。

 

なので、青の洞窟に「トライ!」したという表現を使ってみました。

カプリ島の玄関口、マリーナグランデ

初日は、ナポリの宿を朝6時に出発してカプリ島に向かいました。
カプリ島の玄関口、マリーナグランデに到着したときは、めちゃめちゃっいい天気だったのに、波が高かったからか、残念ながらその日は青の洞窟はクローズしていました。一日のうち、状況が良いときに青の洞窟がオープンするシステムではなく、朝9時の時点でその日の欠航を判断するらしくて、しょうがない、その日はおとなしく、港の近くのマリーナピッコラビーチで遊んだり、カフェでジェラートを食べたりして過ごしました。そのマリーナピッコラビーチ、というかヨーロッパのビーチに超ありがちなんですけど、ビーチが白いサラサラの砂じゃなくて石ころごろごろのビーチが多いので、ヨーロッパのビーチに行くときは念のためサンダルが必須です!

 

その日はいったんナポリに戻りました。もちろんカプリ島に泊まるっていう手もあるんですが、ハイシーズンのカプリ島のホテルは高くて高くて手が出ませんでした。新婚旅行なのにゴメンナサイって感じですが、妻とも相談して、まだまだ旅の先も長いし、カプリ島の格安ホテルに泊まるなら、同じ値段で、ナポリの中級ホテルに泊まったほうがいいという判断になりました。

 

次の日も6時に起きて同じコースで、前日同様、9時に間に合うようにカプリ島に向かったんですが、なんとその日も青の洞窟はクローズ。また、おみやげ物屋をみたり、ビーチで時間をつぶそうかと思っていた矢先、青の洞窟へ向かう、ブルーのチケットを持っている観光客を発見したんです!それを持ってるということは、青の洞窟がオープンしているということなので、すぐにモーターボートのチケット売り場に向かい、やっとモーターボートのチケットを手に入れました!ここから、インドネシアからのツアーに混ざって10人くらいでモーターボートに乗り込み、青の洞窟の入り口まで揺られます。さぁ、これで洞窟まで、やっと辿り着いた!これで、あの神秘的な洞窟に入れると思ったあなた!じつは、このあと、モーターボートから、さらに船頭さんが漕ぐボートに乗り換えなければならないんですが、ここで、な、なんと1時間ほど待たされるんです!

青の洞窟、めちゃ小っちゃい入り口の大渋滞w

7月8月はハイシーズンなので、一目でも青の洞窟が見てみたい私たちと同じような世界中の観光客が、いっせいに集まります。そして統計をとると、青の洞窟がオープンしやすい時期は6月から9月で、欧米のバカンスのシーズン、日本の夏休みとも重なります。しかも洞窟の入り口はわずか幅2m、高さ1mで、洞窟の中もボートが3,4そうしか入れないので、ハイシーズンは特に渋滞が起こってしまうんです。さらに、青の洞窟は午前中のほうが波も低く、美しいと言われていることと、あと、洞窟に入る裏技があって、バスでも直接、洞窟の入り口まで行けるんです。その裏技を使う人たちも洞窟の入り口の崖に列を作って待っているので、渋滞に拍車をかけます。なので、トイレや船酔いが心配なかたは、ハイシーズンや午前中を外せば、1時間も待たなくていいのかもしれません。だけど、ローシーズンは、青の洞窟に入れる確率が極端に下がるし、午後は、美しいブルーが見られない可能性もあり、痛しかゆし、なんです。

 

この裏技を、ブログで推してる人が多くて、もちろんバス代のほうが安いとか、モーターボートが怖い人にはメリットはあって、カプリ島に宿泊した人、とくにアナカプリという街に泊まった人には陸路のほうがおすすめですけど、私たちのようにナポリやローマから日帰りで青の洞窟を見ようという観光客は、高くてもモーターボートのほうが、マリーナグランデに到着した時点でオープンかクローズかわかるのでベターだと思います。そこからもし、バスで洞窟に向かって長い行列に並んだ挙句、直前でクローズなんてなったら、どかっと疲労感に襲われます。なので、カプリ島に宿泊していない場合は、お金はかかったとしても、モーターボートに乗ることをお勧めします。

 

さて、モーターボートで1時間ほど待機して、ついに私たち夫婦の順番になりました!手漕ぎボートは、だいたい4人乗りですが、カップルだと気を使ってくれるのか、貸し切りにしてくれました!船頭さんは、ジローラモそっくりの屈強な伊達男!まだ波が高く、ほんとに、ボート一そう分しか開いていない洞穴に、ボートを上手に滑り込ませていきます。洞穴に鎖が付いていて、ジロさんも、私たちも仰向けで寝そべるような姿勢で、すいーっと滑り込みます。

 

青の洞窟は、噂どおりの神秘的な神々しい空間でした。新婚旅行だと伝えたら、ナポリ民謡の「サンタ・ルチア」を、「もう、ええちゅうねん!」ってくらいエンドレスで熱唱してくれました。洞窟内はお風呂場で歌うみたいにエコーがかかって、ジロさんは「自分の歌声に酔ってる感」が満載でした。

神秘的な青の洞窟

神秘的で、神々しい青の世界を堪能し、手漕ぎボートから、再び往路で使用したモーターボートに乗り込みます。その際に、船頭さんにチップを支払うのですが、日本人だとかなり、高めの金額を要求されるみたいなので、気を付けてください。ネット情報だと、一人あたり1ユーロで良いそうなので、私たちもそれくらいの金額を渡しました。ジロさんは、たいへん不服だったようで、あんなにカンツォーネを上手に歌ってあげたのに、、とブツクサ文句たれていました。ただ、チップは、旅行者の気持ちの問題なので、10ユーロの価値があると感じたなら、それ相応のチップを渡せばいいと思います。こういうときにスマートにチップを渡せる旅人になりたいなと、常々思います。

 

「Live Voice in New York」の宮本 やこさんや、シンガポールに住んでいらした、「おはよう791木曜日」の戸澤愛さんに海外のスマートなチップ事情について聞いてみたいくらいです!

 

そんなこんなで、今回は、やっと青の洞窟が拝めました!という話でした。
私たちがモーターボートで青の洞窟からマリーナグランデに戻ってくると、なんと青の洞窟がクローズになっていたので、朝9時にオープンの判断をしても、波の状況や天候で、すぐにクローズになってしまうみたいです。後日、ナポリからローマに向かう電車で、日本人の女性のバックパッカーとお話しする機会があって、そのかたは、3日か4日くらいカプリ島に居てトライしたけど、青の洞窟は見られなかったと話していたので、ほんとに時の運なんだなって思いました。

 

あと、私たちの旅も5,6年まえの話なので、そのころとは状況も変わっていると思いますので、もし青の洞窟まで行かれる方は、最新の状況をチェックしてください。

 

さて、次回は、その昔、ゲーテが「ナポリを見てから死ね」と言ったという、そのナポリで「ナポリでピッツァを食ってから死ね」というくらい美味しいピッザを食べた話をしますっ!

 

来週もまたお耳をハイシャクハイシャク!

すなほんまでした!

 

FMまつもと 79.1MHz 【夕暮れ城下町】水曜日17時~

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